オータムセミナー講座レポート ~村松編 針生英一さん~
~針生英一 【親の商売を継ぐということ】~
■三代目が会社をつぶす
「一般的に三代目が会社をつぶすと言われてるんですよ。
で、その三代目が私なんですけどね。」
と、ハリウコミュニケーションズ株式会社社長の針生英一氏は
冗談混じりに話す。
受講者の中には、実際に親の家業を継いでいる人や継ごうと考えている人もいた。
その受講者たちはきっとドキッとしたことだろう。
そのちょっとした緊張と静けさがある中で針生氏は語りだした。
■親の会社を継ぐ
社長になること自体大変なことだ。
しかし、針生氏は会社がほしいといい、そして譲ってもらった。
会社経営は、自分だけでなく社員、ひいては社員の家族にも影響が出る責任の重い仕事だ。
親の会社を継ぐことは一見、先代が残したポストをそのまま引き継ぐというように見える。
しかし、会社経営の辛さ、後継者としての役割が重くのしかかってくる。
初代は会社の経営を考えるワンマンパワフルマン。
二代目からは出来上がった良い部分も悪い部分も引きつぐ。
先代が残した会社の形をどうやって自分に合うように調整していくか。
先代の代からいる役員たちとどうやって協力していくか。
そして時代の変化を先読みしながら経営していくことの大変さを語ってくれた。
経営者とはいわば、会社の方向を決めて実行していく。
そしてその方針を会社が実行するためにはまずは自分が動き、
社員に危機感を持ってもらわなければならない。
会社を経営するということは数字だけでなく、そこで働いている人間も
動かさなければならない。それをどうやって行っていくのか、
社長としての責任と先代のプレッシャーの中での努力が必要なのだ。