オータムセミナー講座レポート ~村松編 川島隆太さん~
~川島隆太さん 【脳とイマジネーション】
■脳トレの先生
「脳トレ」という言葉、一度はどこかで聞いたことがあるはず。
その有名な脳トレを作った川島隆太先生が講演をしてくれた。
その川島先生の講義を聞きに、大きい教室に高校生から年配の方まで
幅広い年齢層が集まった。
■やっぱり始めは頭の体操
はじめに、実際に脳トレーニングを実践。
パワーポイントに映し出された色付きの文字を
読んでいくというもの。
はじめは青色で「あお」というふうに
色と色の名前が一緒だったため、比較的簡単そうであった。
しかし、次に青色で「あか」と書いてあったら「あお」と読む
というふうに、文字を読まず、色の名前を答えるというルールに変わると
脳の働きが鈍い人は、言葉がなかなかスムーズに出てこないようで、
若者の声だけが目立った。
川島氏は「高校生の元気な声がよく聞こえますね」とコメント。
脳トレはボケ防止や脳の活性化などに有効であるとして
昨今注目されており、テレビでも取り上げられた。
そして、最新機器を使って、脳の反応をいろいろ見てきたところ、
脳は言葉に反応することがわかった。
つまり、脳を活性化させるためには
読書をして語彙を増やすことが有効だという。
実際、寝たきりの重度の認知症の人に読み聞かせを行ったところ、
その寝たきりの状態から自力で本を読むことができる程度まで回復したという。
■ちょっと余談
ちなみに川島先生の研究費はゲームソフトの売り上げでまかなわれている
という。
しかし、彼の研究に必要な機材は高価であるのも確かだ。
高価なものをまかなえるほどの売り上げと研究に必要な金額、
どちらもすごいことだ。
■研究の原点
脳トレを作った川島先生が脳の研究を始めたきっかけは
心が脳の中にどう表現されているかを知りたい、ということだった。
そして川島先生は研究生時代に、スウェーデンに脳の研究をしている先生の
元へ一緒に研究をさせてほしいという手紙を書いた。
そして、ダメもとで書いた手紙だったが、了承を得ることができ、単身スウェーデンへ。
それが今の川島先生のイメージング研究の基礎となっている。
これからも脳の研究が進んで、本当に心がわかってしまうと怖い。
しかし、脳の活性化が楽にできたらよいなと私はひそかに思った。