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オータムセミナー講座レポート ~大谷編 工藤博さん~

                【工藤博さん】~まっすぐ、自分の心にしたがう~

 工藤さんが教室に登場すると、いきなり席替えをし始めた。初めて話す人の名前・年齢・やりたいことについて知るためである。


話が始まると、教室に漂っていた緊張感が柔らかな雰囲気へと変わっていった。二人一組で話をしたのだが、交代の時間になっても話し続ける人がいたくらい、皆が心に秘めているやりたいことの多さに誰もが驚かされたことだろう。


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 和やかな雰囲気になった中で工藤さんのお話がようやく始まった。

工藤さんはクロスカントリースキーの元オリンピック選手。引退後、住宅営業の職に就いたが勤めていた会社が撤退し失業。30歳にしてはじめての就職活動をした。しかし、もともと自分でモノを作ることが好きで、同僚から頼まれて木のイスなどを作っていたことがきっかけとなり、現在の「K design」をスタートさせたのである。

 
このようなお話もしてくれた。
オリンピック出場が決まったとき 「どうせ・・・」 という言葉を封印した話だ。

理由は良くも悪くも、“口に出すことはエネルギーになる”からだ。「ネガティブな気持ちはいつもつきまとうが、やりたいことにチャレンジしないほうが失敗である」と工藤さんは語る。

心や頭にあることを口に出すことが前へ進むための第一歩であり、言ったからにはやりとげたいという気持ちも出てくる。話したからこそやってくる試練もあるが、口に出したことは現実化してくるもの。

自分のためになると思うなら精一杯トライしてみよう!すると次の階段が見えてくる・・・それに向かってまた頑張ればいい。工藤さんの笑顔の中にある力強い眼差しが、そこにはあった。

 
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 仕事については「やれることとやりたいことのピークが今の仕事」と語る。「人任せの人生を送りたくはない。人生を振り返ったときに、地をしっかり掴んで歩いたような足跡が欲しい」とのこと。収入は安定していないけれど、生きているという実感は確かにあるということであろう。


 
 最後に夢が持てない人へ。
学校の進路指導や授業では先の見える、決まったゴールがあるものを目指そうとしているが、決められていても一歩踏み出すとどうなるかなんてわからない。やりたいことをチャレンジすることが大切なんだと、教えてくださった。

工藤さんのお話で何人が奮起したであろうか。一歩を踏み出す勇気をくださった1時間であった。