| お問い合わせ | HOME | 
メインメニュー
■ 『 岩手県一関市立中里中学校 』活動報告

〜アントレプレナーシップ教育って?〜

平成17年7月11日(月)13:40〜14:30

 中里中学校の全校生徒11(8)名が総合的な学習の時間の中でアントレプレナーシップ教育に取り組むことになりました。昨年度に引き続き、東北経済産業局にて「スクール発明王コンテスト」が開催されることから、地域の素材を活かした商品を開発し、コンテストへ出品することを最終目標に取り組みます。
 今日は第1回目の授業ということもあり、これからの授業の進め方や取り組みの考え方等について講師の方からお話をいただきます。(全員が体育館に集まり授業が行われます。)

■高橋教頭先生から挨拶

 「今日はゲストの方から、地元のものや自然環境を活用してアイディアを商品化していくためのきっかけとなるような話をしていただきます。自分だったら身の周りにあるものを活かして何を作りたいか、みなさんの発想をめぐらせながら聞いてみてください。」

■@リアスNPOサポートセンター 専務理事 山崎勉さんからのお話

◇アントレプレナーシップ教育って?

・・・と、こんな質問から授業は始まりました。
 子どもたちは突然の質問に戸惑いながらも一生懸命考えていたようです。

 はじめは、よい原料を使っていることから「A社」と答えていた子どもたちですが、1日に売れる個数から儲けを計算すると大半が「B社」に手を挙げていました。

      ↓

 ここから『見る視点によって答えは異なること』、そして『正しい答えを出すためには“自分の力で考え、決断する力(判断力・考える力)”が必要であること』を学びました。
 山崎さんは、これらの力+αを学ぶために今後半年ほどをかけ“アントレプレナーシップ教育”に取り組むことをみんなに話しました。

◇自分に自信をつけて夢を切り開こう!
・・・言葉の難しさもあり、みんな戸惑ってしまったようです。
 ここで山崎さんからひとこと。
 「これらのチカラは“お店を開くため”に必要な能力でもあるんだ。みんなの中でも家でお店を経営しているところはあると思うけれど、今後の取り組みを通して、みんなの将来に向けた夢の選択肢のひとつとして考えてみてほしい。」

○昨年度釜石市で行われた「キッズマート@かまいし事業」の様子をスライドを交えながら紹介してもらいました。
 ・お店を出店するために商品だけではなく、チラシの制作や接客の練習をしたこと。
 ・売上げを新潟中越地震の義援金として寄付したこと。    など

◇みんなが住んでいる一関市をもう一度振り返ってみよう!

 「みんなは一関市と仙台市、どちらが住んでいて楽しいと思う?」
       ・・・多くの子どもたちが「仙台市」と答えていました。「何故だろう・・?」
 「みなさん、先ほどお話した“12コのチカラ”をもとにすれば、『工夫しだいでマイナスのものもプラスにできる』ということをこれからの活動の中で身につけていってください。」

 最後に、教頭先生から「裏山にある竹を使って何か作れないだろうか?」というお話もありました。みんなこれからの活動のイメージはつかめたでしょうか?

 子どもたちは、初めて聞く言葉や話、写真などに夢中になっていたようです。必死でメモをとっている子もいました。
 今後は、夏休み期間を挟み8月末から活動を再開する予定です。子どもたちからどんなアイディアが生まれるのか、楽しみです。

 

 

<お問い合わせ・ご相談は>
東北経済産業局 地域経済課 産業人材政策室
担当:三瓶(さんぺい)
電子メール thk-seisaku@meti.go.jp
〒980-8403 仙台市青葉区本町3−3−1
電話:(022)263-1111(内線5621-5622)
(022)215-7142(直通)
FAX: (022)265-2349