活動報告 |
=会津若松商工会議所青年部JEC委員会=
〜第5回ジュニア・エコノミー・カレッジ 決算発表会・表彰式〜
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平成17年10月1日(土) 13:00〜16:00
会津大学講堂
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会津若松商工会議所青年部は、平成12年度に青年部15周年記念事業として青年部員が指導する子ども達の会社作りと出店「ジュニア・エコノミー・カレッジ」を実施しました。
以来、プログラムの修正、実施を積み重ね、当初の5校7チームから、今年平成17年度に至り、38チームの2日に渡る出店へと成長を遂げました。
資本金は、青年部が提供する1万円に子ども達が株式を発行し調達する1万円を加えた2万円。それで材料等をまかない、テントや電源等は青年部が設営します。
今年度も県の地方振興局より「福島県地域づくりサポート事業補助金」を受け、商工会議所青年部予算を加え本事業は展開されていますが、人件費部分は全て部員による無償奉仕。
青年部主催の事業で回を重ねるものは珍しいですが、ここまで来ると、会津に「ジュニエコ」ブランドを確立したともいえます。
今回は、各賞授与の際プレゼンテーターとして顔を出しましたが、過去のジュニエコOB・OGの積極的な活用や、事業の他地域へのプロモート等今後の展開が期待されます。 |
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休日の閑散としたキャンパスに子ども達が集まってきます。広い構内を会場の講堂まで「会津若松商工会議所」ののぼりがはためき、はっぴ姿の青年部員が誘導します。
子ども達は7月16日のキックオフセミナー以来以下の日程で取り組んできました。
今日はその大団円を迎えます。
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会場の会津大学講堂は、階段状の客席を上から保護者、参加した子ども達、審査員等関係者の順で座り、満員の盛況となっています。
<あいさつ:会津若松商工会議所青年部 渡部 浩市会長>
「ジュニエコに参加したことで、社会と自分のいろんな関わりがわかったことでしょう。
日本をよくしよう。会津をよくしよう。みんなの中からそんな起業家が出てくれることを期待しています。」
<審査員紹介>
会津若松市教育委員会、会津若松市立城北小学校長、会津若松商工会議所会頭・専務理事・女性会長の5名です。販売当日の9月10・11日の両日、会場に足を運んでいただいています。
なお、プレゼンテーターは昨年度グランプリチーム株式会社ポテトの皆さん、中学校の制服になっての参加です。
<プレゼンテーション> |
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各社2名ずつ、5社が中央の発表席に着席。
背後の画面にスライドで、
(1)会社名・担当
(2)ドリームボード(出資を募る際の企画書)
(3)当日の様子
(4)決算と利益点
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が、映し出されます。
進行する青年部会員がインタビュアーとなり、代表の子どもが答えます。
大きな会場でライトを浴びて、緊張しつつも、やりとりが続きます。
ポスター部長やかけ声部長、歩き売り、といったユニークな担当にはすかさず質問が飛びます。
FM局とタイアップ、「ラジオを聞いたよ。」の合い言葉でプレゼント進呈といった大人顔負けの販促方法が披露されると会場からは「ほー」とため息が。 |
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休憩時間には、ロビーでテレビ局の取材。
またまた緊張? |
表彰式の前に、ビデオコンテストに参加賞の授与。
受け取った小さな妹もいずれジュニエコに参加するのかな。
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<表彰式>
まず、審査員特別賞が城北小学校 齋藤校長から発表されました。
「2日間、会場に行って、あいさつが明るいことに感激しました。地域に貢献するということを学びましたね。」
賞状と記念品を受け取る受賞チーム。
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準グランプリに続き、いよいよグランプリの発表。 |
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商工会議所会頭から
表彰される子ども達。
苦労して、がんばって、
感激の涙が止まらない。
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<講評>
教育委員会の笠原さんから。
「魅力ある商品作り、サービス精神といったことから、創意工夫、熱意と夢を学んだ事と思います。これからの自分づくりに役立てて欲しいと思います。」 |
<最後にJEC菊地副委員長からあいさつ>
「お金で買えないモノはありますか?
(会場から「ある!」「ない!」いろいろな反応。)
お金で買えないモノはありません!モノはね。
みんなががんばったこと、チームワーク、家族の応援はモノじゃない。大事にしていって下さい。」
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青年部のチームワークと熱意に支えられた、地域の誇るべき事業です。
イベントで終わらせず教育事業として効果をあげ、また他地域にもプロモートしていくにあたっては、同地域で継続していくことが何より肝要です。
今後は、ジュニエコOB・OGのビッグブラザーとしての活用や、関係各機関の理解と連携など、「青年部の熱意はそがないで、負担は出来るだけ軽くする」方向の検討も必要となってくるものと思われます。
何はともあれ、青年部及び関係の皆さん、お疲れ様でした。
<文責:東北経済産業局産業人材政策室 三瓶>
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