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仙台市立東六番丁小学校
活動報告

=ハリウコミュニケーションズ株式会社=
〜自分を知ろう・友達を知ろう・家族を知ろう(2)〜

平成17年10月3日(月) 10:45〜12:20

 ハリウコミュニケーションズ株式会社による「学社融合型キャリア教育プログラム」は、経済産業省の平成17年度地域自律・民間活用型キャリア教育事業に採択されました。
 8月1日に有識者委員会(座長:東北大学 原山教授)、同23日には実施される仙台市内2小学校(東六番丁、黒松)の先生方にワークショップ等を体験してもらう研修会を開催し、いよいよ9月2学期からの授業が始まりました。
 仙台市立東六番丁小学校(國井周一校長、児童数370名)では、6年生(2クラス、57名)で本プログラムを総合学習の時間20時限(予定)を使い行います。

 ○9月8日(3校時、2クラス合同):オリエンテーション
 ○9月20・22日(3・4校時、クラス別):自分を知ろう、友達を知ろう、家族を知ろう(1)

に続き、本日は前回の続編、いよいよ友達の「推薦状」をみんなの前で発表します。

 講師はハリウコミュニケーションズ(株)の小川奈穂さん。教員経験を生かし魅力あるプログラムを作成された当人でもあります。他にサポート役としてスタッフ(針生、菊地、松浦、佐藤)が教室に入り、カメラも撮っているという状況ですが、子ども達は意外と(?)平静、何が始まるかと楽しげです。
 担任の斉田先生が見守る中、授業が始まりました。
<友達を推薦しよう!>

 2人組でお互いのいいところ、むいている職業についての推薦状を前回授業の後半作成しました。今日はそれをみんなに発表します。

  特別PRポイントでは本人からの特技披露も出たりと、29人分の未来の職業が揃いました。

 ○科学者
 ○カーデザイナー
 ○生物学者
 ○動物学者(2名)
 ○レスキュー隊:困った人を助けたい
 ○医者:手先が器用で勉強熱心です。
 ○カメラマン:写真が好きで上手。
 ○保育士:優しくて恐い(?)、面倒見がいい人です。
 ○サッカーコーチ:県でメダルをとりました。
 ○デザイナー(2名)
 ○ミュージシャン:ドラムが得意です。
 ○弁護士:納得させるのが上手。調べものが得意。
 ○アナウンサー:女子から人気の男子です。本人は早口言葉を披露してくれました。
 ○パン屋さん
 ○幼稚園の先生
 ○野球選手
 ○医者:野口英世を尊敬しています。新しい病原菌を見つけます。
 ○社長秘書
 ○福祉の仕事
 ○サラリーマン:悩みのない生活がしたい
 ○卓球選手(2名)
 ○シェフ
 ○貢献できる仕事:将来は決まっていません。課題は何かを見つけていきたい。
 ○設計士:作るのも壊すのも得意です。
 ○お笑い芸人(2名・コンビ)


  「よかった人の名前、よかった理由」を投票し、次回の授業で結果発表されます。

<家族を知ろう>

 「ひいおじいさん・ひいおばあさん」、「おじいさん・おばあさん」、「おとうさん・おかあさん」の仕事を調べてくることが前回の宿題でした。
 グループに分かれ、黄色い紙にフェルトペンで職業を書き込み、黒板に貼られた世代別の紙に貼り付けます。

 グループで討議。
 先生も針生さんも一緒に考える。

 
 ひいおじいさん・ひいおばあさんは「農業」が多いな。

 みんなで貼って、完成。


 小川さん「今ない仕事、変わった仕事、新しくできた仕事は何かな。」

 みんなで黒板の表を前ににぎやかに発見しあう。


 小川さん「この表は、70〜90歳、50〜70歳、30〜50歳の人の生きてる時代の年表です。身近な日本史です。」

 この授業までが、本プログラムのいわばイントロ、次回授業からいよいよ本格的に仕事について考えていきます。


* * * * *

 2時限の授業時間にイベントが多く、消化不良になるのではないかと思いましたが、難なく吸収している対応力の高さに正直驚きました。
 子ども達が挙げた職業も女子ならパティシェ、男子ならサッカー選手といったありがちなものではなく、相互に職業をよく観察していることが見て取れました。担任の先生も積極的に関わり教科学習との連携も図っていただいている結果と思われます。
 8月1日の有識者委員会では、「東六番丁で出来たからといって汎用性のあるプログラムとはいえない」との意見もありました。
 子ども達の個々の能力に助けられつつ、まずは本プログラム全体進めていけそうです。

<文責:東北経済産業局産業支援課 三瓶>

 

 

<お問い合わせ・ご相談は>
東北経済産業局 地域経済課 産業人材政策室
担当:三瓶(さんぺい)
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