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秋田県大館市立南小学校』
活動報告

=ひととくらしとまち大館ネットワーク=
〜広告ってなんだ?〜

平成17年11月10日(木) 13:45〜14:30
大館市立南小学校5年

 ひととくらしとまち大館ネットワークによる「おおだて子ども未来づくりプロジェクト」は、経済産業省の平成17年度地域自律・民間活用型キャリア教育事業に採択されました。
 事業を展開する同ネットワークは、特定非営利活動法人(NPO法人)化され自立への着実な一歩を踏み出しました。
 既に、大館市教育委員会及びNPO法人金融知力普及協会(東京都中央区)の全面協力のもと、大館市内7小学校1中学校、500名を越える児童・生徒がプログラムに参加しています。
 南小学校は、大館市南部の小学校3校が昭和51年に統合して開校した新しい学校です。中学校と敷地を接しつつ、校舎の裏手には畑も有する広大な敷地に建っています。
 5年生2クラス51名で、
  (1)9月6日(5・6校時):ヒット商品のできるまで・モノの値段の決まり方
                       (講師:金融知力普及協会 李さん)
  (2)11月10日(5校時):広告宣伝(講師:同ネットワーク 小棚木さん)
  (3)11月27日(父兄参観日):販売体験学習
の予定で学習しています。

 講師の小棚木さんは、本プロジェクトの中心人物で同ネットワークの理事となる方ですが、ご本業はwebデザイン会社の社長さんでもあります。
 本プロジェクトにおいて既に市内の数校で、広告宣伝の授業を受け持たれています。
 小学生を「注目」させる方法、45分間話を聞いてもらう方法、小学校で教えるスキルはなかなかに手強いものがあります。
 地元への熱い思い、本プロジェクトへの意気込みで、ご自分の担当する時間のカリキュラムもいろいろと改良を加えてきた小棚木さんです。
 今日も新しい課題にトライする予定のようです。


<私たちの身の回りにはどんな広告や宣伝がありますか?>
・テレビコマーシャル
・チラシ
子ども達からどんどん手が挙がります。

<広告を作るときのポイントは何でしょうか?>
・目立つ
黒板に書くのが追いつかないほど意見が出ました。

<友達をスターにして、マネージャーとして売り込もう!
                    〜アイドルを探せ!スター計画〜>

 グループを組みそのうちの一人をスターにします。
 誰を選ぶかで、まずは各グループ大騒ぎ。

まずは芸名を決めます。
1.友達の長所や特技
2.短所を一つだけ
3.長所をキャッチコピーで表現
4.どの角度から見るといちばん良く見える?
5.何色が似合う
6.どんな方法で誰に売り込む?
7.ギャラはいくらにする
8.相手と約束しておきたい条件
9.問い合わせ先

 「スター候補」にインタビューしたり、みんなで話し合ったり、にぎやかに進行します。

 1時限ではいずれも完成といかず、宿題となりました。
 担任の先生にもフォローいただき、南小5年生のスターが生まれます。

* * * * *

 スター化計画作成は初めての試みでしたが、子ども達の反応もよく上々の滑り出しのようです。どんな計画が出来たのか見てみたいものです。
 教員は教えるプロであるわけですが、今後、講師役を地域も担っていくのが開かれた学校であるとすれば、プロではない人が教壇に立つことを受け入れていかなければなりません。
 その際、このような授業の積み重ねを同ネットワークがノウハウとして蓄積していくことが重要です。
 同校のように、本プロジェクトの外部講師の時間があまりとれない場合、担任の先生にはいわばぶっつけ本番で、販売を迎えていただくことになります。他校の状況等をうまく情報提供しながらの側面支援を同ネットワークには求められることになります。

 

<文責:東北経済産業局産業人材政策室 三瓶>

 

 

<お問い合わせ・ご相談は>
東北経済産業局 地域経済課 産業人材政策室
担当:三瓶(さんぺい)
電子メール thk-seisaku@meti.go.jp
〒980-8403 仙台市青葉区本町3−3−1
電話:(022)263-1111(内線5621-5622)
(022)215-7142(直通)
FAX: (022)265-2349