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■ 『仙台市立太白小学校 』活動報告2
〜ふしぎの森実験教室〜
平成16年1月6日(火)  10:00〜11:00 
 仙台市立太白小学校は、5年生の正課およびアフタースクールの両方で発明王にエントリーしています。
アフタースクールは冬休み中も「冬の教室」として行われ、ネイチャーアート(昨年12月17・24日)、森の実験教室(本年1月5・6日)の2科が開催されました。
ネイチャーアート1回目には5名(3年生4名・4年生1名)、2回目には7名(3年生4名・4年生2名・6年生1名)、森の実験教室1回目には18名(3年生5名・4年生4名・5年生3名・6年生2名・教職員4名)、2回目は21名(3年生9名・4年生4名・5年生3名・6年生2名・教職員3名)と延べ50名を越す参加を集めています。
森の実験教室は、同校の呼びかけに高校の先生が応え始まったもので、1回目(1月5日)には仙台第一高等学校の藤川先生と理科クラブの高校生5名、2回目は県工業高等学校の長谷川俊一先生と長谷川美枝子先生が教えてくださいます。
今日は、2回目の教室の様子をレポートします。
 冬休み中の静かな学校の理科室に集まった子ども達。 机の上に配られた紙コップ、割り箸、お茶パックを興味津々にのぞき込んでいます。
長谷川先生は「夏の教室」に続いての講義です。
本日の題目は、
「インスタントカイロ」をつくろう〜どうしてカイロはもむとあたたまる?〜
となっています。

 黒板には<酸化(さんか)について>の説明が書かれ、先生の説明をじっと聞きいります。
カイロは、カイロのなかの鉄の粉が空気の中にある酸素とくっつくときに熱を出すからあたたまるのです。

 いよいよ実験開始、電子てんびんは3台しかないので、列を作りながら、バーミキュライト3グラム、活性炭2グラムを計り、紙コップの中の食塩水・中性洗剤と混ぜ合わせます。

 紙コップの中のものをお茶パックにやくさじで移し、そこに鉄粉10グラムを加えます。

(紙パックに移すときは協力して→)

 それをもむと、暖かくなっていきます。 カイロのできあがりです。

 

<講師の長谷川先生について>

 同校のPTAでもあるご夫妻ですが、小学生に教えるのは始めて、昨年5月のアフタースクールのユニークな呼びかけ(同校ホームページ参照)に面白いと手を挙げたそうです。
例えば、マイナスの概念を小学生はまだ習っていないことに教室で教えながら気づくなどご苦労も多いようですが、地域で担うアフタースクールの理念に共感され、これからも続けたいとのご意向でした。

<ネイチャーアート作品について>

 

 同校ホームページによりますと、
「校庭や太白の森の木や石を使った工作です。短パン先生と教頭先生が教えています。」
とのことです。
その作品の一部が展示され、学校の入り口や校長室の入り口にはリースがかかっていました。

 

<文責:東北経済産業局企画課 三瓶>