仙台市立柳生小学校は、平成13年度の課外による『柳生小バーチャルカンパニー』を端緒に、昨年度は総合的な学習の時間において通年で『みんなで創ろう!柳生キッズファーム』に取り組むなど、アントレプレナーシップ教育の先駆となってきた学校です。(実践事例をご参照下さい。)。 今年度は昨年5年生から引き続き6年生担任の小熊信治先生が中心となって6年全クラス(4組123名)で『柳生キッズファーム2』に取り組んでいます。 商品は、同地区産の「柳生和紙」を、バーチャルから、実際に販売を行うリアルとなった現在まで一貫して扱い、昨年度はキッズファームで育てたハーブと組み合わせたポプリや小物入れなど販売してきました。 今年度は発明王に出品する商品の完成度を高め、12月14日の仙台市一番町商店街における販売に向け、その開発の手助けにすべく、デザインについてのお話をデザイナーご本人から伺うこととなりました。
<60minits design seminar 柳生KIDSファーム商品開発セミナー>
1. 商品開発・モノのデザイン 2. 商品開発のプロセス 3. "素材"を知る 4. 「ハレ」と「ケ」のデザイン 5. オリジナリティのある魅力あるデザインとは・・
□ 柳生歳時記・・モノづくりのキーワード『和紙にまつわる思い出と思い入れ』
○「ハレ」(特別の日)と「ケ」(日常) いつ使われるのかを考えなければいけません。 日本で大事なのは歳時記、冠婚葬祭、和紙の使われる場面をイメージしましょう。
○和紙の思い出 ふすまや障子が家にある子を聞くと、たくさんの手が挙がりました。 佐藤さんの思い出は和紙の半端で、お母さんが包んでくれたおやつ、おひねり、お駄賃、お父さんが縒ったこよりです。なくなりつつある言葉かもしれません。
○宿題は「ポチ袋」製作 配られた柳生和紙で折る、貼る、丸める、どんな形でも自分の考えたオリジナルな形で「ポチ袋」を作ってくること。佐藤さんも作ります。来週12月5日、みんなで持ち寄ります。
佐藤さんが持ってきた、さまざまな和紙製品に目を輝かせて見入る子ども達でした。 どんな「ポチ袋」が出来上がるのか、楽しみです。
<文責:東北経済産業局企画課 三瓶>